佐藤健公開映画、演技に賭ける思いを名シーンとともに語る「護られなかった者たちへ」

佐藤健 映画

佐藤健さん主演の映画「護られなかった者たちへ」。佐藤健さんは、映画に賭ける思いを名シーンとそのエピソードについて語っています。佐藤健さんが、実力派でかつ人気俳優であることが伺えます。

「護られなかった者たちへ」出演の経緯

佐藤健
映画

今や、日本のエンタメ界で傑出した存在となった佐藤健さん。
そんな佐藤健さんが、「護られなかった者たちへ」に出演するにいたった経緯について、語っています。

この作品は生活保護というシステムの問題点に焦点を当てているのですが、
僕自身、こういった現状が少なからずあることを知らなかったので、
初めて原作を読んだときにすごく考えさせられました。
現代の社会に問いかけるものを持った作品だし、今映画化することに意義がある。
そう感じられたからこそ、ぜひ出演したいと思いました

佐藤健さんは、以前、役作りについて次のように話していました。


自分なりにやるべきことが見つかれば、「いける」と思う。
それが仕事を受ける基準ですね」と話していました。

佐藤健、「いける」と思うか、それが基準。

制作中止の危機を乗り越えた濃密な撮影

コロナ禍により、制作中止の危機がありました。
しかし、2021年6月20日から7月23日までの1か月間、宮城県での撮影が実現しました。

佐藤健さんは、インタビューに対し、喜びをコメントしています。

本当に始められたんだな、という実感が、今日初日感じられて嬉しいですね

佐藤健、利根役への思い

佐藤健
映画

佐藤健さんは、以前、役作りにあたって問われた際、次のように語っています。

好きになれたら、もうその作品の役づくりは完了ですよね。

今回の役・刀根について、自分自身にある利根部分を見出して、役作りをしているのかもしれません。

割に好きになったものへの思いっていうのは、普通の人以上のものがあって
不器用で、熱くなっちゃら止められないところがあって

なかなか言葉にうまくできないですけど。
感覚というかイメージみたいなものをつらつらと監督に話して理解していただいたんだと思います

現状の社会システムに対して、理不尽さとか悔しさだとか、
いろんな感情を持っている人がきっといて。
利根が、そういう人たちの代弁者となれればいいのかなと思っていたんですよね。
そのためにも、今回僕がやるべきことは、利根という人物に向き合うこと。
僕が利根と向き合うことで、
利根に共感してくれたり、何かを感じ取ってくれる人が現れたらいいと思った。
そういう意味では、確かに社会的なテーマを持った作品ですけど、
やるべきことはいつもと変わらなかったです。

そのうえで、佐藤健さんは映画を通じたメッセージを発信しています。

命の重さだとか命の尊さだとかそういうことというよりかは
誰かが誰かに生きててほしいという気持ち、大切な人がいるっていうこと
そんなことを思うきっかけとなる映画
になっているんじゃないかなと思います

佐藤健、「いける」と思うか、それが基準。

厳選名シーンとエピソード

衝撃シーン:羽交い絞め&泥水浸けで絶叫

佐藤健 映画

「護られなかった者たちへ」は、名シーンが非常に多いのですが、本作に賭ける思いが並大抵ではないことを如実に表しているシーンがあります。

避難所でもみ合いになり、佐藤健さん演じる利根が泥水に顔をうずめられるシーンです。
思わず躊躇してしまいそうですが、佐藤健さん自らが共演者に
「全力でやってください」と頼みこの迫力あるシーンが生まれたそうです。

佐藤健さんの、顔面右半分が完全に泥水に浸かっている時間が10秒ほどあります。
その状態で、セリフを言う佐藤健さんの口の中に泥水が入り、途中で吐き出す場面も見られます。
このシーンは、見る人にかなりの衝撃を与えます。
これこそが、佐藤健さんが伝えたかったことなのでしょう。

佐藤健 映画

容疑者として刑事に追われるシーンで200メートルダッシュを何本も

佐藤健「やりたいことをやる」映画もバラエティもユーチューブでも楽しんで存在感

佐藤健
映画

容疑者としての佐藤健さん(刀根)が、阿部寛さん演じる刑事・笘篠が追いかけるシーンです。

共演した阿部寛さんは

「一日中、利根(佐藤健)を追っかけて。
 何十本も。100メートルダッシュどころじゃない、200メートルダッシュくらい

と話すほど。かなり体力的にキツイシーンだったことは間違いありません。
しかも雨の中で滑りやすいコンディションです。

佐藤健さんも同じく、キツかったようです。

本当にキツかったですよ。
1回のテイクで走る距離が結構長くて。それを何回もやるんで。
僕はいろんな作品でよく走らされる方なんですけど、その中でも結構大変な1日でしたね

佐藤健の俳優談:目が離せなくなる人

佐藤健

佐藤健さんは、自分自身が熱く演じることができ、優れた運動能力を発揮する一方、自分を客観的・冷静に見るプロデュース力、頭の良さを持っている、類まれなる俳優といえます。

そんなこともあり、「護られなかった者たちへ」を演じてきたなかで発するコメントからも、俳優として一つの筋を感じられます。

(監督は、)特にどうしてほしいということを直接役者には言わず、何度もテイクを重ねて、その中から監督の心にとまったものを使うというスタイルなんです。
だからこそ、もう1回の意味を自分なりに考えながらいろいろ試すことができたし、自由に演じられた。

佐藤健さんは、「いい俳優とは?」という質問に対し、次のように答えています。

いろんな要素があると思うんですけど、
僕はこの人を見ていたいなと思える人がやっぱり好きですね。
理由は何でもいいんですけど、目が離せなくなる人。
見ていて退屈じゃない人。

そういう人が、“いい俳優”なんじゃないかな

佐藤健さんの実力と人気がストレートに迫ってくる「護られなかった者たちへ」の名シーンと佐藤健さんの作品への思いをまとめてみました。